データ・リポート

ミレニアル世代と親世代の「働き方」に対する意識を調査、ミレニアル世代の7割が「副業」の経験・意向アリと回答、親世代と10ポイント以上の差に

2018.08.10 10:03 更新

 「ミレニアル世代」を中心とした若い世代を応援するジャパンネット銀行は、今回、ミレニアル世代およびその親世代を対象とした、「仕事・働き方」に関する意識・実態調査を行った。その結果、「親よりも稼げる自信がある」人は3割台に達した。一方で、約6割が「収入以上に重視することがある」と回答した。

 ミレニアル世代とは、2000年以降に成人・あるいは社会人になる世代のこと。日本国内においては、18~25歳の若年層を指して用いられるケースが多いようだ。米国においては、このミレニアル世代が、社会や消費のあり方に大きな影響を与えるジェネレーションとして注目を集めている。それでは、日本の「ミレニアル世代」は、どのような特性を持ち合わせているのだろうか。今回は、「仕事・働き方」をテーマに、日本国内の18~25歳の働く男女にアンケートを実施。さらに、彼らの親世代である40~50代の働く男女にも同じ調査を行うことで、「ミレニアル世代」ならではの仕事観を探った。

 はじめに、ミレニアル世代および親世代の「キャリア全般」に対する考え方を知るべく、「いろいろな会社で経験を積む」と「1つの会社で長く働く」では、どちらが自身の目指す働き方に合致しているかを質問した。その結果、「いろいろな会社で経験を積む」と答えた割合は、親世代が25%であるのに対して、ミレニアル世代では40%にのぼり、両世代で15ポイントもの差が生じた。具体的な理由としては、「ひとつの会社だと固定観念にとらわれてしまい限定的な経験しか身につかないから」(25歳・男性)、「さまざまな職場を経験したほうが、視野が広がり、自分のやりたいことや合っていることがわかると思う」(24歳・女性)などの声があがっている。ただし一方で、ミレニアル世代においても、残り60%は「1つの会社で長く働く」と回答した。1つの働き方にとらわれることなく、さまざまな選択肢の中から、自分にあわせた多様な生き方を選びとるのがミレニアル世代であるといえそうだ。

 また、ミレニアル世代は、「起業」についての意識も高い傾向にあることがわかった。「起業経験がある、または今後起業したいと思っている」人の割合は、ミレニアル世代で22%と約5人に1人となり、親世代の14%を上回った。加えて、「周囲に学生起業をした人がいる」と答えた割合にも差が生じ、ミレニアル世代では19%、親世代では4%となっている。親世代の頃と比べて、現代は「学生起業」がより身近なものになっているようだ。

 続いて、「副業」に対する意識を調査した。まず、「本業以外にもいろいろな活動をしたいと思うか」と聞くと、ミレニアル世代の約6割(57%)が「そう思う」と回答し、親世代の回答(47%)と比較して10ポイント高い結果になった。また、「本業1本よりも複数の仕事を掛け持ちしたほうが楽しいと思う」と答えた割合も、親世代が50%であったのに対して、ミレニアル世代では62%にのぼった。そこで、ミレニアル世代と親世代それぞれに、本業とは別で仕事をする「副業」への興味・関心について質問した。その結果、副業の経験・意向がある人の割合は、ミレニアル世代では70%、親世代では57%となった。いずれも半数を超えており、社会的に副業への関心が高まっている様子がうかがえるが、ミレニアル世代においてはとくにその傾向が顕著なようだ。また、実際に副業経験があるミレニアル世代の割合は23%とおよそ4人に1人にのぼっている。

 さらに、ミレニアル世代に「副業のメリットは何だと思うか」と聞くと、「収入が増える/安定する」が73%でトップに。親世代で同じ回答をした69%と比べても高い割合となり、ミレニアル世代の収入に対する不安がうかがえる結果となった。一方で、ミレニアル世代においては、収入に関する回答以外に、「趣味や好きなことを仕事にしやすい」(46%)、「個人としての経験やスキルが増える」(32%)という、自身のライフワークや長期的なキャリアを見据えた回答も目立っている。近年は、複数の仕事・活動を掛け持ちする「スラッシュキャリア」(職業を1つに限定せず、複数の仕事・活動を掛け持ちしながら、多方面で仕事をする働き方のこと。SNSなどにおいて、複数の肩書を「/(スラッシュ)」でつないで表す様子から「スラッシュキャリア」と呼ばれている)という新しい働き方が注目を集めているが、従来の働き方にとらわれないミレニアル世代こそが、この「スラッシュキャリア」をけん引しているといえそうだ。実際に、「「スラッシュキャリア」という働き方は、今後広まっていくと思う」と答えたミレニアル世代は69%と約7割に達した。また、「「スラッシュキャリア」に興味・関心がある」人の割合も60%にのぼっている。

 さらに今回は、「仕事・働き方」と切り離せない「お金」に関するテーマについても調査を行ったところ、「本業1本」で収入を得るよりも「複数の収入源」を持ちたいと思うでは、ミレニアル世代が69%、親世代が60%。「本業1本」よりも「複数の仕事」を掛け持ちしたほうが稼ぎやすいと思うでは、ミレニアル世代が71%、親世代が61%。「本業1本」で収入を得るのはリスクだと思うでは、ミレニアル世代が48%、親世代が44%となった。

 ここでも、ミレニアル世代の「スラッシュキャリア」志向が浮き彫りに。親世代以上に、本業1本よりも複数の仕事を掛け持ちしたほうが、金銭面でも望ましいと感じている人が多いようだ。また、今回の調査対象者に、現在の年収を聞いたところ、ミレニアル世代では「315万」、親世代では「529万」がそれぞれ平均となった。ちなみに、ジャパンネット銀行が2017年に実施した調査(「ミレニアル世代」のお金に関する意識・実態調査(調査期間:2017年4月28日~5月9日))によると、ミレニアル世代の「10年後の予想年収」は平均「430万円」。また、「親よりも生涯賃金を稼げる自信があるか」という質問で、「ある」と答えた人は、わずか3割台(36%)にとどまっている。その一方で、今回の調査では、ミレニアル世代の59%と約6割が、「仕事において収入よりも重視していることがある」と回答。具体的には、「自分が好きなことを仕事にできる・活かせること」(48%)、「残業がない/少ないこと」(38%)、「会社の人間関係が良好であること」(36%)などが上位となった。

 今回の調査では、ミレニアル世代の働き方が、親世代以上に多様化している様子がうかがえた。とくに起業・副業に対する関心度の高さは顕著であり、1つの職業に縛られることなく、複数の仕事・活動を掛け持ちする新しい働き方=「スラッシュキャリア」に興味を持つ人も多いようだ。一方で、副業のメリットとして「収入」が最多回答となったり、「親世代よりも生涯賃金を稼げる自信がない」と答える人が多かったりと、収入に対する不安が見られる一面もあった。しかし、彼らは収入という尺度にとらわれることなく、「自分が好きなことを仕事にできる」、「残業がない/少ない」、「人間関係が良好」など、自分らしく働けることも大切なポイントであると考えているようだ。今後は「スラッシュキャリア」で複数の収入源を持つことにより、自分らしさを大切にしながら金銭面の不安を払しょくするという、ミレニアル世代ならではの新しい働き方が増えていくかもしれない。

 ジャパンネット銀行は、国内初のインターネット専業銀行として2000年に開業。いつでもどこでも誰でも、安心して利用してもらえるよう、銀行初・日本初のサービスを数多く生み出してきた。とくに近年は、ミレニアル世代を中心とした若い世代のライフスタイルにふさわしい新しい銀行サービスを幅広く提案。キャッシュレス決済ができる「Visaデビット」や、原則24時間365日OKの取引形態などをいち早く取り入れている。法人・個人事業者へ向けたサービスも展開し、専用のアプリや振込メニューなどニーズにあったきめ細かいメニューを用意。働き方改革の一環で副業や兼業を推進する流れが高まるなか、副業・起業する人をしっかりサポートしている。ジャパンネット銀行は、「はじめてのネット銀行 ジャパンネット銀行」をテーマに、これからもミレニアル世代を中心とした若い世代を支え、応援する新しい銀行サービスを提案していくとしている。

[調査概要]
調査期間:6月25日~6月26日
調査方法:インターネット調査
調査対象:
 ミレニアル世代:18~25歳 有職者男女300名(性別均等割付)
 親世代:18~25歳の子どもを持つ40~59歳 有職者男女300名(性別均等割付)

ジャパンネット銀行=https://www.japannetbank.co.jp


このページの先頭へ