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矢野経済研究所、2017年の国内アウトドア関連市場調査、前年比103.2%の4398億3000万円と推計

2018.08.13 12:24 更新

 矢野経済研究所は、2017年の国内アウトドア関連市場を調査し、アウトドアのスタイル分野別、業態分野別の動向、参入企業動向を明らかにした。その結果、ライトアウトドア、ライフスタイル需要が市場を牽引、国内アウトドア市場は好調が続く見通しだ。

 2017年の国内アウトドア市場は前年比103.2%の4398億3000万円と推計する。スタイル分野別ではキャンプ、ハイキング、野外フェスなどが含まれるライトアウトドア分野が市場全体の56.8%を占め、最も高い構成比となっている。なかでもキャンプはこの1~2年で「第2次キャンプブーム」と呼ばれるほどの盛り上がりをみせている。キャンプ用品販売は好調に推移しており、キャンプ場もハイシーズンの台風や長雨が下振れ要因となったものの、平日や冬季にもキャンプを楽しむ人が増えるなど繁閑の平準化の傾向がみられ、堅調に推移している。

 アウトドアブランドの中で高成長をみせているのが「ザ・ノース・フェイス」と「モンベル」である。ザ・ノース・フェイスは、ライフスタイル分野でのブランド認知の拡大とブランドイメージの向上が高成長を支えている。一方のモンベルは、高品質で値ごろ感のある商品展開が幅広い消費者層に受け入れられ、好調が続いている。成長を続ける2つのブランドは各々のブランドコンセプト(世界観)や商品特性を訴求しながら、アウトドア市場を牽引し続けている。

 猛暑や大雨など、極端な天候が続く2018年は概してアウトドア市場にとって試練となっているが、なかでも山小屋やキャンプなどアウトドア関連施設では影響を受けやすい一方で、既述のとおり、キャンプに対する消費者層の関心は依然として高く、市場も堅調に推移している。また、アウトドアブランド各社では、ライトアウトドア分野やライフスタイル分野における商品ラインを拡充させ、引き続き幅広い消費者層の取り込みを図っている。こうしたなか、アウトドア市場は2018年も引き続き好調に推移するとみる。

矢野経済研究所=http://www.yano.co.jp


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