データ・リポート

TPCマーケティングリサーチ、チルド飲料市場の調査、2017年度は前年比ほぼ横ばいの5388億5000万円に

2018.07.30 11:50 更新

 TPCマーケティングリサーチは、チルド飲料市場について調査を実施、その結果を発表した。その結果、2017年度のチルド飲料市場は、前年比ほぼ横ばいの5388億5000万円となった。ただし、野菜系飲料では、スムージー商品の台頭によって、前年度比3.9%増と拡大したのが注目される。

 2017年度のチルド飲料市場は、前年比0.2%減の5388億5000 万円となった。内訳は、NBチルド飲料が同0.6%減の4518億5000万円、PBチルド飲料が同1.8%増の870億円となっている。

 このうち、NBチルド飲料を種類別にみると、果汁100%飲料が478億5000万円、果汁飲料が156億円、コーヒー(乳)飲料が1214億円、ミックス乳飲料が217億5000万円、野菜系飲料が685億円、紅茶飲料が312億円、茶系飲料が267億円、乳酸菌飲料が730億円となった。

 果汁飲料は、同1.6%増となった。特に、2015年度から本格的に展開された「トロピカーナエッセンシャルズ」(キリンホールディングス)の売れ行きが好調で、市場全体の牽引役となった。野菜系飲料は、同3.9%増となった。同カテゴリーでは、トップメーカーであるカゴメが大きく拡大。スムージー商品の台頭によって、健康意識の高い消費者のニーズを捉えている。

 一方、果汁 100%飲料は、前年度比7.8%減となった。要因としては、主要ブランドが苦戦を強いられたことや、参入企業における注力度の低下などが挙げられる。また、コーヒー(乳)飲料についても、同2.3%減と縮小した。主力ブランド「雪印コーヒー」の拡大や新規ブランド「BOTTLATTE」による需要の掘り起こしが進み、雪印メグミルクが拡大したものの、森永乳業や江崎グリコ、カゴメなどその他主要企業が軒並み落ち込んだ。

 2018年度のNBチルド飲料市場全体は、金額で前年比1.4%増の4580億5000万円、数量で同1.2%増の224万9850klとなる見込み。主に果汁系・野菜系飲料の拡大が寄与すると見られる。

TPCマーケティングリサーチ=http://www.tpc-osaka.com


このページの先頭へ