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TPCマーケティングリサーチ、食品添加物市場について調査、2017年度は前年度比0.4%減の7849億円に縮小

2018.06.07 18:34 更新

 TPCマーケティングリサーチは、食品添加物市場について調査を実施、その結果を発表した。その結果、2017年度の食品添加物市場は、前年度比0.4%減の7849億円に縮小した。各社は需要創出に向け、付加価値を高めた製剤の開発、新規用途の開拓、アプリケーション提案の強化に注力している。

 対象11カテゴリーにおける2017年度の食品添加物市場は、前年度比0.4%減の7849億円となった。同年度は、甘味料や品質改良剤といったパイの大きな市場が苦戦し、前年度を下回った。

 近年の食品業界では、海外相場の変動による原料高、人手不足による人件費や物流費の上昇などを受け、減量値上げを行うケースが増加している。加えて、消費者の天然志向や無添加志向の高まりは、製パン分野を中心とした乳化剤不使用の広がり、大手CVSによる食品添加物削減の取り組み強化、“無添加”や“不使用”を訴求した食品の増加につながっている。こうした動きは、食品添加物の需要拡大を妨げる要因の一つとなっている。

 その中で、食品添加物メーカーは、付加価値を高めた製剤の開発、新規用途の開拓、アプリケーション提案の強化などに取り組み、需要喚起を図っている。このうち、製剤の付加価値化では、独自の製法や技術を活用することで、機能性の付与や向上、従来とは異なる分野への対応、少ない添加量でも効果を発揮する製剤の開発などを実現。汎用的な製剤との差別化を図るとともに、新たな需要の開拓を推進している。

 また、アプリケーション提案の強化では、惣菜や冷凍食品、健康志向食品、高齢者向け食品など、今後の市場拡大が見込まれるカテゴリーの開拓を積極化している。

TPCマーケティングリサーチ=http://www.tpc-osaka.com


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