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TPCマーケティングリサーチ、パティスリー市場について調査、2017年度は前年度0.9%増の3650億円に

2018.05.16 12:12 更新

 TPCマーケティングリサーチは、パティスリー市場について調査を実施した。その結果、2016年度のパティスリー市場は、3616億円となった。2017年度はブランド戦略が奏功し、前年度0.9%増と拡大に転じる見通しとなっている。

 2016年度のパティスリー市場は、前年比0.4%減の3616億円となった。市場が微減となった要因としては、スイーツの需要が、主要販路である路面店や百貨店等の従来チャネルから、利便性を強みとしたコンビニや通販等のチャネルにシフトしていることが挙げられる。このため、大手パティスリー企業を中心とする各社では、不採算店を閉店する等、チャネルを再構築する動きが顕著となっている。例として、不二家は前回調査時(2014年8月)から74店舗、ユーハイムは43店舗減らしている。

 2017年度は、前年度0.9%増の3650億円となる見通しだ。同年度は、大手パティスリーメーカーを中心に、高付加価値を追求したバリューチェーンの創出や、強力なブランド戦略に注力。これによって、市場がやや回復する見通しとなっている。

 種類別では、ケーキが構成比70.0%を占める2530億円で最大となった。2016年度は市場が伸び悩む中、ケーキのみ前年に比べて0.4%増と増加推移している。種類別では、ケーキが構成比70.0%を占める2530億円で最大となった。内訳としては、スポンジケーキが同43.3%、チーズケーキが9.4%、その他ケーキが17.3%となっている。次いで、プリンが同11.1%の401億円、シュークリームが同9.4%の 341億円、カップスイーツが同5.5%の200億円、ハンドスイーツが同2.8%の101億円、その他スイーツが同1.2%の43億円と続いている。

 2016年度は、ケーキ以外の市場が軒並み縮小している。特に、カップスイーツは前年度比3.4%減、ハンドスイーツは同3.8%減と、それぞれ減少幅が大きかった。要因としては、これらの商品を中心に、コンビニや通販等といったチャネルの商品との競合に苦戦したことが挙げられる。

TPCマーケティングリサーチ=http://www.tpc-osaka.com


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