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富士経済、機能性表示食品・特定保健用食品(トクホ)などの国内市場を調査、2018年の保健機能食品市場市場は前年比5.4%増の7115億円と予測

2018.05.16 12:21 更新

 富士経済は、2017年9月から4回に分けて、健康(Health)や美容(Beauty)に良いというコンセプトをもった商品をH・Bフーズとして、その市場を調査している。その第3回目として、機能性表示食品、特定保健用食品、栄養機能食品で構成される保健機能食品について、各訴求効能別(生活習慣病予防、ダイエット、美肌効果など)、成分別種類別に調査・分析した。その結果を「H・Bフーズマーケティング便覧 2018 No.3 -機能性表示別市場分析編-」にまとめた。また、第4回目では第1回目から第3回目までの調査結果を基に全体市場の総括分析を行う。トピックスとして、2018年市場予測(2017年見込比)では、保健機能食品市場が機能性表示食品の伸びが拡大をけん引し7115億円(5.4%増)との見通しだ。機能性表示食品は生活習慣病予防、ダイエットなどで商品が拡充し1975億円(15.1%増)を見込む。骨・関節サポートは膝・関節などの特定部位の訴求が新たな需要を喚起し660億円(14.2%増)と予測する。

 保健機能食品は特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品で構成される。機能性表示食品が拡大をけん引しており、2018年の市場は前年比5.4%増の7,115億円が予測される。

 機能性表示食品は、2015年は各企業による商品投入が少なかったものの、2016年は各企業の注力度が高まり商品投入が活発化し、飲料を中心にヘルスクレームを活用した店頭でのコーナー化も目立つようになった。特定保健用食品にはないヘルスクレームや、よりストレートな表現でアピールする商品が生活習慣病予防やダイエットを中心に増えていること、また、類似するヘルスクレーム商品では特定保健用食品からの需要流入がみられることなどから、今後も機能性表示食品の伸びが予想される。

 特定保健用食品は、メタボ対策として生活習慣病予防を訴求する商品が市場をけん引している。保健機能食品市場の約60%を占めるが(2016年)、機能性表示食品への需要流出もみられ構成比は縮小している。

 栄養機能食品は基礎ビタミン・ミネラルを訴求した健康食品・シリーズサプリメントが中心であるが、近年は、上位企業が販売を促進しているドリンク類の伸びが大きく、堅調に拡大する市場をけん引している。

 チャネル別にみると、量販店の構成比が大きく約30%を占める。機能性表示食品の登場に伴い、ヘルスクレームによる差別化を進めた店頭陳列が広がったことが奏功し伸びている。CVSも機能性表示食品の登場に伴い堅調に伸びているが、ヘルスクレームを打ち出した棚作りを進める際には、店舗スペースが限られる中では取り扱うヘルスクレームを絞り込む必要があるため、棚の拡充に苦戦している面もみられる。通信販売は、機能性表示食品を取得した健康食品・シリーズサプリメントを中心に伸びている。

富士経済=https://www.fuji-keizai.co.jp


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