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トレンド総研、「クレジットカード」をテーマにした調査、年収が高い人ほど2枚以上のクレジットカードを使い分け

2018.03.07 18:55 更新

 生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研は、「クレジットカード」をテーマにした調査を行った。その結果、「クレジットカードの活用傾向」と、「出世」「恋愛」といった人生に大きく関わる要素との相関性が浮き彫りになった。とくに「年収別」で見た場合、「年収300万未満」のグループでは「2枚以上のクレジットカードを使い分けしている」人の割合が44%であるのに対して、「年収500万以上」で同じ回答をした人の割合は61%と17ポイントもの差がみられた。

 まず、「クレジットカードの活用」と「出世スピード」の関係性について調査を実施した。周囲の同世代と比較して、出世が早いほうだと思うか、という質問で、「そう思う」と回答した人を「同世代よりも出世が早い」グループ、そうでない人を「同世代よりも出世が早くない」グループとして分け、「クレジットカードの活用」に関して質問をしたところ、2つのグループでは大きな差がみられた。

 「同世代よりも出世が早い」グループでは、「クレジットカードの所有枚数」として最も多かった回答が「4枚以上」(36%)であるのに対し、「同世代よりも出世が早くない」グループでは「1枚」(30%)の回答が最多となっている。また、「2枚以上のクレジットカードを使い分けている人の割合」、「クレジットカードの明細を使ってお金の管理をしている人の割合」も、「同世代よりも出世が早い」グループのほうが高く、それぞれ11ポイント、20ポイントもの差が生じた。「出世スピードが早い」人ほど、カードを複数もって使い分けをしたり、明細を使ってお金を管理したりなど、クレジットカードを賢く活用する傾向にあるといえそうだ。

 同じく、「年収別」で見た場合でも違いがみられ、「年収300万未満」のグループでは「2枚以上のクレジットカードを使い分けしている」人の割合が44%であるのに対して、「年収500万以上」で同じ回答をした人の割合は61%と17ポイントもの差がみられた。また、「クレジットカードの明細を使ってお金の管理をしている」人の割合も、「年収300万未満」では34%、「年収500万以上」では45%と違いが生じている。調査結果からは、 “世渡り上手”な人ほど、クレジットカードも“活用上手”な傾向があることがわかる。

 この結果を踏まえ、「出世」と「クレジットカード選び」の関係性について、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子さんに話を聞いた。「生活の中でお金と賢く付き合っていける人は、総じて仕事でもお金との付き合い方が上手。なぜならビジネスは『お金』を中心にまわっているから。これまでたくさんの家計を見てきたが、現金や電子マネーと並んで家計管理のスキルに差が出やすいのがクレジットカード。出世する人には、自分に合ったクレジットカードを選別したり、クレジットカードを上手に使い分けできたりする人が多いように思う。さらに、年会費が無料だから、とやみくもに持つことなく、自分の生活動線に合ったもの、たとえ年会費がかかったとしても還元率や付加サービスによって結果的にお得になるものをしっかり見極め、クレジットカードを選ぶ傾向があるようだ」と、コメントしている。

 「クレジットカードには『使われる人』と『使う人』がいる。『カードを持っているから』と気が大きくなり、浪費してしまうのは『使われる人』。これに対して、現金にはないメリットを賢く活用できるのが『使う人』となる。クレジットカードで買い物をするとすべて利用明細に記録されるので、そのまま家計簿代わりになる。光熱費や新聞の購読料、保険料などをカード払いにすれば家計簿をつける手間も省けるし、その分のポイントも貯まる。カードの種類やランクによっては、海外旅行保険などが無料で付帯されていたり、空港のラウンジ利用が無料になったりすることもある。こうしたメリットを賢く活用していくとよいだろう」と、賢いクレジットカード活用術についても教えてくれた。

 続いては、「恋愛」との関係性について調査を実施した。異性にモテるほうだと思うか、という質問で、「そう思う」と回答した人を「異性にモテる」グループ、そうでない人を「異性にモテない」グループとして分け、それぞれの「クレジット活用」の傾向を調べた。

 その結果、「クレジットカードの所有枚数」において、「異性にモテる」グループでは「2枚」(30%)、そうでないグループでは「1枚」(31%)と最多回答に違いがみられたほか、「2枚以上のクレジットカードを使い分けている人の割合」では8ポイント、「クレジットカードの明細を使ってお金の管理をしている人の割合」では10ポイントの差が生じた。「異性にモテる」人は、「出世スピードが早い」人と同様、クレジットカードを賢く活用する傾向にあることがわかる。

 さらに、「異性にモテる」人は、「ゴールドカードの所有率」や「年会費の支払い意向」も高い傾向にあることがわかった。「異性にモテる」グループの「ゴールドカードの所有率」は26%(「異性にモテない」グループは19%で7ポイントの差)、「年会費の支払い意向」は59%(「異性にモテない」グループは46%で13ポイントの差)にのぼっている。

 なお、「異性にモテる」グループの「年会費を支払う理由/支払ってもよいと思う条件」としては、「ポイントなどの還元により、実質的にお得である」(79%)、「付帯サービスが無料で利用できる(旅行保険・ラウンジ利用など)」(29%)、「ステータスの高いカードを利用できる」(25%)などが上位になった。「異性にモテる」人ほど、本質を見失うことなく、客観的にメリットの多い判断ができているといえそうだ。

 さらに今回は、恋愛を成功に導く「クレジットカード」選びについて、結婚アドバイザーの中村りょうこさんに話を聞いた。「おいしい食事や楽しい会話で、せっかくデートや婚活が順調にいっても、支払いシーンでまごついてしまうと台無しになってしまう。現金で支払うよりも、やはりカードで支払った方がスマートな印象を与える。財布の中もスッキリさせ、クレジットカードがサッと出せるようにしておくとよい。また、今回の調査にもあるように、クレジットカードは『ステータス』だけでなく、『お得さ』も重視する時代になってきている。クレジットカードという、ちょっとしたところにも、その人の信念はあらわれるもの。上辺を取り繕うだけではなく、自分なりの理由を持ってカードを選ぶと良いと思う」とコメントしている。

 「とくに『男性』のクレジットカード選びには、その人が恋人や結婚相手に求めることがあらわれやすいという側面がある。例えば、クレジットカードをステータスで選ぶ男性は、恋人も美人かどうかで選ぶ傾向がある。美人な彼女と付き合うことが彼のステータスとなるようだ。逆に、ポイントなどのお得さで選ぶ男性は、中身を重視するタイプ。『こんなに魅力的な女性と付き合っているんだ』ということを周囲にアピールするよりも、一緒にいて自分が落ち着ける居心地の良い相手に惹かれる男性が多い。支払いの際に、さりげなく男性のクレジットカードをチェックすることは、その人の『恋人選び』の傾向を把握することにつながるかもしれない」と、クレジットカードで見極める、男性の「恋人選び」の傾向についてもアドバイスしてくれた。

[調査概要]
調査名:「クレジットカード」に関する調査
調査期間:2月5日(月)~2月9日(金)
調査対象:20~40代 男女1000名(性別・年代 均等割付)
調査方法:インターネット調査

トレンド総研=http://www.trendsoken.com


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