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富士経済、アンチエイジング・敏感肌・ホワイトニングなどの機能を訴求する化粧品の市場調査、2017年のアンチエイジング市場は7080億円に

2017.12.27 14:18 更新

 富士経済は、機能コンセプトが複合化する機能性化粧品の国内市場を調査した。その結果を報告書「機能性化粧品マーケティング要覧 2017―2018」にまとめた。トピックスとして、2017年市場見込(2016年比)では、“シワ改善”の有効成分配合の新商品投入によって市場は拡大したアンチエイジングが7080億円(4.4%増)となった。上位企業によるスキンケア商品の投入で市場は拡大している敏感肌が892億円(3.6%増)となった。

 この報告書では、スキンケア(5機能)、ベースメイク(6機能)、ボディケア(5機能)、ヘアケア(5機能)において何らかの機能を訴求するものを“機能性化粧品”と定義し、カテゴリー別機能動向と注目商品動向を分析した。

 機能性化粧品市場は、化粧品が外国人旅行者などに対し免税対象となった2014年10月以降、スキンケアを中心にインバウンド需要の取り込みが進み拡大を続けている。2017年は、“シワ改善”の成分を配合した商品が投入されたことからアンチエイジング機能がけん引し、2兆378億円(前年比102.5%)と拡大する見込であり、2018年には2兆738億円(同101.8%)と予測される。

 アンチエイジング市場は、加齢による肌や頭皮の悩みを持つ人口の増加を背景に、これらのケアを訴求した新ブランド/新商品投入が積極的に行われていることから、拡大を続けている。

 スキンケアは2016年、“更年期”の女性をターゲットにした新ブランドが投入されたことや、制度系プレステージブランドが引き続きインバウンド需要を取り込んだことにより拡大した。2017年は、シワ改善効果を持つ医薬部外品成分として初めて認められたニールワンを配合した「リンクルショット メディカルセラム」(ポーラ)、純レチノール配合の「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS」(資生堂)が投入されたことによって拡大が見込まれる。

 ヘアケアは2016年、男性だけでなく女性でも日常的なスカルプケアの習慣が定着したことや、インバスヘアケアにおいてボリュームアップを訴求した新商品が投入され拡大した。また、「アジエンス」(花王)、「ダヴ」(ユニリーバ・ジャパン)がリニューアル時にモイスチャーからアンチエイジングに機能訴求が変更されたことで、この市場に加わったことも拡大に寄与した。2017年は、インバスヘアケアについて“ふんわり感”や“ふっくら感”の需要の高まりにより、ライトなボリュームアップを求める層の取り込みが進んだことや、新興通販ブランドの台頭、業務用における店販品の提案強化などにより拡大が見込まれる。

富士経済=https://www.fuji-keizai.co.jp


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