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ミキハウス、親・祖父母世代の子育て今昔ギャップ調査、祖父母との子育ての考え方の違いを感じている人は45%に

2017.11.30 22:48 更新

 ミキハウスブランドのベビー&子ども服およびベビー用品の企画・販売を手掛ける三起商行は、「ミキハウスベビークラブ」会員による「親・祖父母世代の子育て今昔ギャップ調査」を実施(回答者7033名)し、その調査結果を「出産準備サイト」で発表した。トピックスとしては、祖父母との子育ての考え方の違いを感じている人は45%にのぼった。祖父母にいわれて嫌だった子育てアドバイスは「(抱き癖防止に)泣いてもすぐに抱っこしない(25.2%)」だった。一方で、祖父母の子育ての関わり方については「(とても助かっているので)これからもお願いしたい(58.2%)」と回答していた。

 祖父母との子育ての考え方の違いについては「よくある(7.6%)」、「たまにある(37.4%)」となった。とくに、親と同居している人(52.1%)や子どもが2人以上いる人(51.0%)がポイントをのばした。親・祖父母世代間の子育てギャップトップ3は(1)「(抱き癖防止に)泣いてもすぐに抱っこしない(25.2%)」、(2)「寒くないように厚着をさせた方が良い(18.3%)」、(3)「離乳食をあげるとき、自分の箸や食器をつかう(16.8%)」だった。祖父母の子育てへの関わり方に対しては、半数以上が「(とても助かっているので)これからもお願いしたい(58.2%)」と回答した。妊娠中や子育てに祖父母がいてよかったことについては、「金銭的、物品の援助をしてくれる(68.6%)」、「子どもの面倒をよくみてくれる(64.4%)」となった。妊娠中や子育てで、祖父母との相違があった場合の伝達については、「自分の親、配偶者の親関係なく伝えられる(27.3%)」、「自分の親なら伝えられる(68.2%)」という結果になった。伝える方法としては、「会った時に直接伝える(91.7%)」だった。

 調査結果の詳細としては、親との子育への考え方の違い(n=5631)では、「よくある(7.6%)」、「たまにある(37.4%)」をあわせて、45%の人が「ある」と回答。とくに親と同居をしている世帯(52.1%)と子どもが2人以上いる人(51.0%)からポイントを集めた。一方で、45.6%の人は「ない」と回答している。フリー回答を抜粋すると、「よくある」、「たまにある」との回答では、「義理親はかなり教育熱心だが、私はそれほどでもない」(31歳・女性・同居) 、「良いものを買ってあげる精神が強すぎる」(22歳・女性・同居)、「泣いていてもしばらく放っておいた方がいいと親はいう。私はすぐにかまってあげたい」(29歳・ 女性・同居)などが挙がっていた。

 親からのアドバイスや行為について(n=7033)は、「(抱き癖防止に)泣いてもすぐに抱っこしない」とアドバイスを受けて嫌だったと、25.2%が回答した。赤ちゃんにとって、抱っこは心の栄養となる。抱き癖は気にせず、どんどん抱っこしてあげたほうがよいという。泣いている赤ちゃんも、抱っこすると安心して泣き止むとのこと。抱っこは赤ちゃんとまわりの人が信頼関係を築く第一歩だとか。「寒くないように厚着をさせた方が良い」とアドバイスを受けて嫌だったは18.3%だった。生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節がうまくできないので、季節と住環境にあわせて衣類の数枚を調整するよう、産院を退院する際に指導があると思われる。その後はうつ熱を防ぐためにも厚着をさせず、薄着に慣れさせていくようにした方がよいとのこと。赤ちゃんは、汗腺が未発達なのと新陳代謝も盛んなので体温は大人より少し高め。汗腺は2歳ぐらいまでかけてゆっくりと発達していくので、それまでは子どもの様子を見ながら服を調整してあげることを推奨している。また、祖父母世代とトラブルが多いのが、「着せすぎ」と「靴下をはかせる」こと。子どもの様子を見ながら対応してほしいという(日本助産師会出版「おまごのほん」参照)。

 「離乳食をあげるとき、自分の箸や食器をつかう」という行為について嫌だったとの回答は16.8%。大人の虫歯菌がうつるので、赤ちゃんに同じ食器や箸を使用することはNGとされている。その他、母乳については「母乳が多い方が良い」や「消毒した方が良い」など様々なギャップがポイントを集めたが、授乳に関しては、時代によっては粉ミルクが良いとされた時期などその時々で変化があるという。調査のフリー回答にも「母乳寄りの混合で育てているのだが、赤ちゃんが泣くと親がやたらとミルクを飲ませようとアドバイスするのが嫌だった(32歳・女性・同居)」とあった。授乳を決めるのはママと赤ちゃん。他の人からのプレッシャーではなくて、子どもの欲求を考えた上で行われるのが良く、祖父母世代も支援しなければならないようだ(日本助産師会出版「おまごのほん」参照)。

 「日光浴をさせた方が良い」とアドバイスを受けて良かったとの回答も21.3%あった。昔は、紫外線は体の中でビタミンDを作る働きを助けるので、赤ちゃんの日光浴を積極的に推奨していたが、現在ではオゾン層の破壊などにより紫外線が強くなっていることから赤ちゃんの日光浴は推奨していないとのこと。むしろ紫外線対策をすすめているという(日本助産師会出版「おまごのほん」参照)。

 親の子育てへの関わり方に対して(n=5631)は、前質問で親との子育てのギャップを少なからず感じている親世代はいるものの、「(とても助かっているので)これからもお願いしたい(56.7%)」、「(助かることが多いので)どちらかといえば、これからもお願いしたい(33.4%)」と90.1%の人が「これからもお願いしたい」と回答した。

 妊娠中や子育てに親がいてよかったこと(n=7033)は、(1)「金銭的、物品の援助をしてくれる(68.6%)」、(2)「子どもの面倒をよくみてくれる(64.4%)」、(3)「子育ての相談にのってくれる、話を聞いてくれる(59.7%)」が上位になった。とくに、男性と子どもが2人以上いる人が「子どもの面倒をよくみてくれる」のポイントが高くなった。今と昔で子育てのギャップはあるものの、親世代は祖父母世代を子育ての先輩として位置づけており、相談したり話を聞いてもらっている親世代も多かった。 同居では、「家事をしてくれる/手伝ってくれる(68.3%)」が高く、間接的な子育ての支援が喜ばれていた。

 妊娠中や子育てで、親との相違があった場合の伝達有無(n=7033)については、「自分の親、配偶者の親関係なく伝えられる(27.3%)」、「自分の親なら伝えられる(68.2%)」となった。自分の親には7割近く伝えるという意見の一方で、義理の両親にもきちんと伝える人が約3割いた。中でも「いずれかの親と同居(30.6%)」している人が積極的に伝えている結果になった。また、「伝えられる」と回答した人の伝え方(n=6756)を見ると、「会った時に直接伝える」人が9割以上という結果だった。20代は他世代と比べて「メールやSNSを通じて伝える(36.0%)」が多かった。

 祖父母世代が子育てをしていたのは今から約30年以上も前であり、科学技術の進歩・社会背景などによって子育てのスタイルも変化している。あくまで子育てをするのはパパ・ママなので、祖父母はサポーターとしての位置づけが大切となる。今後は、祖父母世代の年齢の広がり(祖父母になる世代も30~70代と幅広い)、世代間での学歴の違い、社会背景の違いやお互いの関係性の強さの違い、国や文化の違い(国際結婚や昔ながらの日本の文化を重んじる地域の差)、叱ることのできない親--のような子育ての多様化が考えられる。三世代がハッピーになる最大のポイントは、コミュニケーションとのこと。パパ・ママの子育ての方針をきちんと聞き、パパ・ママ世代、祖父母世代がお互いに思いやりを持って子育てに接することを心がけみては(日本助産師会出版「おまごのほん」参考)。

 「出産準備サイト」は、すべての人に、妊娠、出産、子育てに前向きに取り組んでもらうために、独自に取材した良質な情報コンテンツを提供していくサイトとなっている。主なコンテンツは、妊娠・出産インフォとして、「ユージさん、森三中・村上知子さんの連載」、「著名人による出産エピソードコラム」、「産婦人科医で慶應義塾大学名誉教授の吉村泰典先生、慶應義塾大学医部小児科主任教授高橋たかお先生による相談」を提供している。また、出産準備・子育てのために、出産準備から生まれて1年間必要なものについての情報をまとめている。この他、ベビー用品に関する情報なども提供している。

[調査概要]
期間:10月13日~19日
対象者:「ミキハウスベビークラブ」会員のうち、子どものいる人、現在妊娠中の人
エリア:全国
回答数:7033名その中で、実際に子どもが1人以上いる人は5631名

出産準備サイト=http://baby.mikihouse.co.jp
ミキハウス=https://www.mikihouse.co.jp


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