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チューリッヒ生命がビジネスパーソンの抱えるストレスを調査、7割以上がストレスを抱え働く人の5人に1人がストレスを起因とした休職を経験

2017.06.08 10:08 更新

 現代の日本はストレス社会といわれており、最近では「パワハラ」、「ブラック企業」、「働き方改革」といった言葉を日常でもよく耳にするようになった。そこで、チューリッヒ生命は、全国1000人の有職者を対象に、ストレスについての調査を実施。調査では現在ビジネスパーソンが抱えているストレスの有無のほか、ストレスの原因や発散方法に関するアンケートも実施した。ストレスを抱える原因や、職場・上司に対する本音が明らかになるとともに、早急な対策の必要性を感じる結果となった。

 まず、勤め先で、どの程度ストレスを感じているか聞いたところ、男性は25.4%、女性では31.6%の人が「非常にストレスを感じている」と答えた。また、「非常にストレスを感じている」、「ややストレスを感じている」を合わせると、男性は72.6%、女性では75.6%と、多くの方が日々ストレスを感じていることがわかるとともに、男性よりも女性のほうがストレスを感じているという結果となった。さらに性年代別で見ると、男性の50代が80.0%、女性40代が80.8%と最も高く、男性女性それぞれキャリア等で悩み・不満が多くなってくる年代なのかもしれない。

 勤め先でストレスの原因になっていると感じる物を聞いたところ、1位「上司との人間関係」39.7%、2位「仕事の量が多い」、「給与や福利厚生などの待遇面」28.8%となった。職場は様々なストレスの要因となることが多くあるようだ。

 独自のストレス発散方法を聞いたところ、全体の1位は「美味しい物を食べる」43.7%、2位「睡眠・休息をとる」35.7%、3位「身体を動かす」33.4%という結果となった。また、男性は「身体を動かす」、女性は「美味しい物を食べる」が1位となった。身体を動かしたり、美味しい物を食べたり、仕事以外のことに没頭することで、ストレスは発散されるのかもしれない。

 どのような職場であれば、毎日楽しみをもって出社できるか聞いたところ、全体の1位は「給料が高い」47.9%、2位「仕事にやりがいがある」46.4%、3位「会社の居心地が良い」42.7%という結果となった。この結果から、働く人々は、現状求める金額に比べて給料が低く、仕事にやりがいを感じていない人が多いのかもしれない。また、性年代別でみると、20代男性は22.4%が「上司が怒らない」と回答している。20代女性は「オフィスが綺麗、またはオシャレ」を26.4%が選択するなど、性別や年代によって、職場における毎日の楽しみは違うことがわかった。

 仕事のストレスの話を聞いてほしいと思う有名人について聞いた。男性が選ぶ男性有名人は、1位「マツコ・デラックス」さん16.0%、次いで「池上彰」さん、「タモリ」さんという結果となった。また女性が選ぶ男性有名人は1位「マツコ・デラックス」さん33.8%、次いで「タモリ」さん、「明石家さんま」さん、「中居正広」さんという結果となり、男女ともに「マツコ・デラックス」さんが1位となった。テレビで見かける毒舌口調と思ったことをズバッという気持ち良さから、自分のストレスに対しても話を聞いてほしいと思うのかもしれない。また、男性が選ぶ女性有名人では、1位「水卜麻美」さん16.0%、次いで「加藤綾子」さん、「夏目三久」さん、「真矢ミキ」さんという結果となった。一方、女性が選ぶ女性有名人は1位「真矢ミキ」さん15.8%、次いで「水卜麻美」さん、「大久保佳代子」さんという結果となり、いずれも親しみやすいキャラクターの人やテレビで司会をしている人が多くランクインした。

 これまで、ストレスが原因で仕事を休んだことがあるか聞いたところ、20.3%の人が「休職したことがある」と答え、約5人に1人はストレスが原因で休職した経験があることがわかった。また、「数ヶ月以上休んだことがある」人も9.7%いることがわかった。

 これまでにズル休みをしたことがあるかと聞いたところ、全体では19.6%の人が「ある」と回答した。性年代別でみると、女性40代が最も多く30.4%が「ある」と回答している。全体と比較し、10.8ポイント高い結果となった。どの程度ストレスを感じているかという質問でも、女性の40代は80.8%と多く回答している。女性40代は、ストレスから体調を崩し休みたいと思ってしまったのだろうか。

 前問で、「ある」と回答した196人に対し、ズル休みの理由を聞いた。その結果、「自身の体調不良(風邪・頭痛等)」が154票で圧倒的に多い結果となっている。次いで、「家族・親類の不幸・法事等」14票、「家族の体調不良(介護・病院の付き添い等)」9票となった。

 ストレスを起因とした病気等で入院することになった場合、およそ何日程度の入院が必要になると思うか、聞いたところ、平均値は22.7日、中央値は7日という結果となった。ストレスが原因となる病気は、統合失調症、摂食障害、胃潰瘍など様々な疾病があり、厚生労働省の調査によると、実際に精神および行動障害になると退院するまでに平均291.9日の入院が必要となったというデータもある(中央値:代表値の一つで、有限個のデータを小さい順に並べた時中央に位置する値。出典:厚生労働省「平成26年患者調査(精神及び行動の障害による平均在院日数)」)。

 働けなくなった時のために、金銭的に備えていることについて聞いたところ、1位「貯金」48.5%、2位「個人の積み立て年金」22.3%、3位「投資(株、FX)」10.6%という結果となった。また、男女で比較をすると、男性に比べ女性のほうが働けなくなった時のために「貯金」をしている人が多く、女性に比べ男性のほうが「投資」や「投資信託」をしている人が多いことがわかった。一方「特に無し」と回答した人は36.7%と、3人に1人は備えていないことがわかった。

 では、就業不能保険を知っているか聞いたところ、66.6%の人が「聞いたことがない」と答えた。また、「聞いたことはあるが、内容は知らない」人を合わせると、87.4%の人が就業不能保険について「知らない」ことがわかる。ストレスを起因とした病気で入院することになった場合の多くの人が必要だと思っていた入院日数と、実際必要となってくる入院日数にギャップがあることがわかったが、このギャップが、思いがけない出費に繋がってくる恐れがある。そこで、長期の入院に備え、働けない期間の給料をカバーできるくらいの貯蓄をしていると安心であるといえそうだ。

[調査概要]
調査の方法:ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳~59歳の有職者を対象に実施
有効回答数:1000人(20代・30代・40代・50代、男女:各125人)
調査実施日:4月28日(金)~4月29日(土)

チューリッヒ生命=http://www.zurichlife.co.jp



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