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TPCマーケティングリサーチ、オーガニック・ナチュラルコスメ市場について調査、2015年度は前年度比7.3%増の1919億円に、この10年で市場は2倍近くにまで成長

2017.05.26 18:37 更新

 TPCマーケティングリサーチは、オーガニック・ナチュラルコスメの市場について調査を実施すた。その結果、2015年度の市場規模推移は、前年度比7.3%増の1919億円であった。

 2015年度のオーガニック・ナチュラルコスメの市場規模推移は、前年度比7.3%増の1919億円であった。2005年度比でみると92.9%増で推移しており、この10年で市場は2倍近くにまで成長している。

 同市場は従来、オーガニック認証成分を配合したオーガニック系コスメと、植物由来成分を配合したナチュラル系コスメに分かれていたが、近年はオーガニック系・ナチュラル系ともに効果の高さをアピールするため、植物が持つ力を前面に押し出した“ボタニカル”を謳う企業が増加。これによって自然派志向の女性だけでなく、一般的な化粧品を使用する層の関心も高まり、顧客の裾野が広がっている。

 2016年度については、前年度比10.8%増の2126億円となる見込み。“ボタニカル”系ブランドの「ボタニスト」(I-ne)が2015年度比3倍以上にまで成長する見通しで、これが大きく寄与するとみられる。また主要各社では、美白やエイジングケアに効果のある植物由来成分の研究や商品開発を進めてさらに効果実感を追求し、高機能を謳うことで一般的な化粧品を使用する消費者のさらなる獲得を図っていく構えである。

 オーガニック・ナチュラルコスメの企業別シェアのトップはロクシタンジャポンの231億円(構成比12.0%)となっている。以下、ラッシュジャパンが155億円(同8.1%)、ハウスオブローゼが約120億円(同6.2%)、DHCが100億円(同5.2%)などと続いている。ロクシタンジャポンは、前年度比2.7%増の231億円で推移している。同社では、2015年3月に美白ケアシリーズを発売するなどスキンケアに注力。また、店舗数の拡大や「LINE」を活用した店舗誘導も奏功している。ラッシュジャパンは、前年度比3.1%減の155億円で推移。他社との競争の激化のほか、同社の店舗間でも競合したことが影響している。ハウスオブローゼは、前年度比5.0%増で推移。不採算店舗の積極的な撤退に取り組む一方で、スキンケアを強化したことが奏功している。このほか売上が大きく伸びた企業としては、ジョンマスターオーガニックグループ、日本ロレアル、アク
ロ、メルヴィータジャポン、イソップ・ジャパン、ジャパンオーガニックなどが挙げられる。2016年度については、これらの上記ブランドが引き続き売上を伸ばすほか、アルビオンやコーセーコスメニエンスも大きく伸長する見込みである。

[調査要覧]
調査対象企業:ロクシタンジャポン、イオンフォレスト、ELGC、ジョンマスターオーガニックグループ、サボンジャパン、日本ロレアル、マークスアンドウェブ、ニールズヤード レメディーズ、ヴェレダ・ジャパン、イデアインターナショナル、インターナショナルコスメティックス、ブルーベル・ジャパン、ジャパンオーガニック 等
調査期間:1月~3月
資料名:「2017 年 オーガニック・ナチュラルコスメの市場分析調査」―ボタニカルの登場で顧客の裾野が拡大―
発刊日:4月10日
頒価:8万7000円(税別)

TPCマーケティングリサーチ=http://www.tpc-osaka.com


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