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富士経済、嗜好飲料や乳性飲料など72品目の市場調査、2016年レギュラーコーヒー市場は前年比4.0%増の3780億円に

2017.05.08 11:11 更新

 富士経済は、2016年8月から6回に分けて27カテゴリー412品目の加工食品国内市場について調査を行っている。その第6回目の結果を報告書「2017年 食品マーケティング便覧 No.6」にまとめた。この報告書では、果実飲料8品目、炭酸飲料8品目、乳性飲料10品目、嗜好飲料12品目、健康飲料10品目、その他飲料6品目、嗜好品18品目、計72品目の市場を調査・分析した。なお第7回目はこれまで調査・分析した各市場を総括分析する。その結果、甘酒(ストレート)は、夏場の需要開拓や健康効果への期待から市場は拡大し、105億円(45.8%増)を見込む。レギュラーコーヒーは、依然としてコーヒーの飲用需要は高水準を維持しており、3780億円(4.0%増)の見通しだ。

 甘酒は、冬場商材の位置づけであったが、夏場商材として“冷やし甘酒”の認知度が向上し、夏場の需要開拓が進んだことや、健康効果などの情報発信で新規ユーザーを獲得したことによって拡大を続けている。2015年は、甘酒の健康性について複数のTV番組が取り上げたことで、消費者の認知度が高まり、需要増につながったことから市場は拡大した。2016年は、前年に比べてTV番組で甘酒の健康性が多く取り上げられたため、高まる需要に供給が追いつかないほどの好調で、市場の伸びは甘酒(ストレート)では前年比40%強、パック甘酒は同50%強が予想される。

 レギュラーコーヒー(嗜好品)は、2015年が3635億円に達し、2016年が3780億円見込む。2017年は3840億円と予測する。市場は、近年CVSのカウンターコーヒー導入と需要が急増したことで特に業務用の実績が拡大している。また、市販用は簡易抽出型コーヒーが伸びている。2015年は、コーヒー豆の価格高騰によって値上げを実施する企業が相次いだが、消費者のコーヒー飲用頻度は衰えをみせなかったため市場は大幅に拡大した。2016年は、依然としてコーヒー自体への需要は高水準を維持し安定しているが、CVSカウンターコーヒーの普及はある程度普及しきったため、市場は前年に比べると緩やかな伸長になるとみられる。

 ドリンクヨーグルト(乳性飲料)は、2015年が1469億円に達し、2016年が1605億円を見込む。2017年は1701億円と予測する。市場は、メディア報道の影響や、消費者の健康意識の高まりから近年拡大を続けている。2015年は、各社が商品の健康性・機能性を訴求する傾向が例年以上に強まり、上位企業の明治がけん引したほか、雪印メグミルクの「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」が機能性表示食品としてリニューアルしたことをきっかけに大幅に実績を伸ばすなど市場は拡大した。2016年は、健康志向の高まりによりプロバイオティクス商品群が続伸しているほか、上位企業の二桁伸長が寄与し、市場は拡大するとみられる。

富士経済=https://www.fuji-keizai.co.jp


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