美容・化粧品

コーセー、コンセプトストア「Maison KOSE」でデジタルを活用した最先端のビューティアトラクションを導入

2020.07.22 17:17 更新

 コーセーは、同社のコンセプトストア「Maison KOSE」において、12月のコンセプトストアオープン以来、初めての追加となるデジタルを活用した最先端の“ビューティアトラクション”を導入する。3Dスキャンによる個々人の顔型に合わせたシートマスクの提供と、ブローバーにて画像解析による毛髪診断システムの実証実験およびスタイリストによるカウンセリングと施術を展開する。

 昨年12月にオープンした「Maison KOSE」は、デジタルと体験を融合させた新たなコミュニケーションの場として、同社のブランドを横断した様々な美容コンテンツを展開している。異業種とのコラボレーションをはじめ、社内に蓄積されたノウハウと外部リソースを融合することで、独自性の高いサービスを追求してきた。同社ではこれらの取り組みを“ビューティアトラクション”と称し、オープン時には「Snow Beauty Mirror」や「ネイルプリンター」など新しい美容体験を提供してきた。今回、新たに二つの企業との協業によって、独自の新しい価値を提供し、消費者一人ひとりに合わせたパーソナライズ美容提案を強化していくという。

 シリコンバレー発のBellus3D社と協業し、消費者一人ひとりの顔の輪郭に合わせた「パーソナライズドシートマスク」の展開を開始する。店頭で消費者の顔を3Dスキャンで撮影し、2Dデータに変換、得られた顔画像に基づいて、レーザー加工機でシートマスクを裁断し、瞬時に提供する。Bellus3D社の持つ高解像度3Dスキャン技術によって、顔の立体構造を分析し、平面展開することでマスクを作成するアルゴリズムと、同社の化粧品開発知見とを融合し、伸縮性を考慮して、より部位毎(顔全体、目鼻口)にフィットするサイズと形状を実現した。

 従来のシートマスクは、一般的な顔の形状やサイズに合わせて作られており、大きさが合わないことで密着せず、剥がれやすくなることや、パーツの位置がマスクのカットと合わずにフィット性が悪いことなど、一部課題があった。今回のように個々人の顔型に合わせたマスクを提供することで、肌への密着性が上がり、一緒に使用する化粧水の肌効果もより一層期待できる。

 まずは、「Maison KOSE」で提供を開始し、今後は日本やアジアを中心に注目度の高いシートマスク市場における事業化に取り組んでいく考え。

 コニカミノルタの協力のもと、画像処理技術を用いて、消費者の髪質、毛髪状態を客観的に評価できる毛髪診断システム(デジタル画像から髪の形状情報や輝度情報を抽出し、髪質状態を定量化する新開発のシステム)を開発した。プロによるシャンプーとブロードライが受けられるブローバーにおいて、実証実験を行う。

 消費者の後ろ髪の撮影画像から、髪のツヤ、うねり、ダメージ、ボリュームなどの髪質、毛髪状態を瞬時に診断。その診断結果(客観評価)と、消費者が自覚する悩みや理想のヘアスタイル(主観評価)に応じて、最適な商品をレコメンドする。これにスタイリストのカウンセリング、最適な商品を用いた施術を組み合わせ、理想のヘアスタイルにより近づけるための手入れ方法を提案する。

 ヘアケア製品は、これまでカウンセリングを介さずに、髪悩みや希望のヘアスタイルに合わせて自ら選び購入するケースが一般的だった。今回の提案によって、消費者の主観だけでなく、画像処理を駆使した客観的な毛髪診断を組み合わせた新たなアプローチが可能になる。実証実験を通じて、サービスのさらなる向上を目指すとしている。

コーセー=https://www.kose.co.jp/


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