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資生堂、衣替えの日に先がけ「寒暖差セミナー」を開催、寒暖差が体に与える影響や肌荒れ対策について紹介、新製品「カンダンバリア エッセンス」と「寒暖差肌荒れ指数」も発表

2019.09.27 15:50 更新

 資生堂ジャパンは、10月1日の「衣替えの日」に先がけ、「寒暖差セミナー」を9月26日に開催した。セミナーでは、寒暖差が体に及ぼす影響や寒暖差による肌荒れ・乾燥対策について説明した他、10月21日に新発売する寒暖差から肌を守る敏感肌用保湿美容液「dプログラム カンダンバリア エッセンス」(以下、カンダンバリア エッセンス)の商品概要、および乾燥の対策指標として日本気象協会と開発した「寒暖差肌荒れ指数」について発表した。

 まず、寒暖差に詳しい池袋大谷クリニック院長の大谷義夫先生が登壇し、「寒暖差が体に与える影響」と題した講義を行った。「日本には、春・夏・秋・冬の四季を楽しめる文化がある。しかし、その一方で、体が暑さ、寒さに慣れるのに時間がかかるため、寒暖差が体に様々な影響を及ぼしてくる」と、四季のある日本人の体は寒暖差に弱いのだと指摘する。「とくに、暖かいところから寒いところへと移る寒暖差は、神経系、循環器系、呼吸器系に悪影響を与え、喘息や寒暖差アレルギー、高血圧・血圧サージ、寒暖差疲労、寒冷蕁麻疹などのリスクが高まる」と、寒さによる寒暖差が引き起こす症状について解説した。「こうした寒暖差への対策としては、エアコンは消さずに就寝し、扉を開けて家中の温度を一定に保つとよい。また、エアコンの冷気を直接受けないことや、羽織るものを持参することも大切。これからの季節は、冷え対策として運動、入浴、食生活の見直しを行うと共に、肌の乾燥対策もしっかり行ってほしい」と、寒暖差から体を守るポイントを教えてくれた。

 続いて、資生堂ジャパン グローバルイノベーションセンター研究員の村田大知氏が、資生堂が発見した「寒暖差による肌荒れメカニズム」について説明した。「資生堂が敏感肌意識を持つ女性を対象に調査をしたところ、季節の変わり目に肌が敏感になる理由として72%の人が『寒暖差が大きくなるから』と回答し、また97%の人が『寒暖差が肌にダメージを与えてしまいそう』と思っていることが明らかになった」と、敏感肌の女性は寒暖差が肌に悪影響を及ぼすことを実感しているという。「そうした中、資生堂の近年の研究によって、寒暖差が肌に直接悪影響を与え、うるおい産生機能を阻害してしまうことが明らかになった。具体的には、寒暖差がもたらす温度低下刺激によって、肌のバリア・保湿機能に重要な酵素のひとつであるカスパーゼ14が減少し、肌荒れの原因になることを新たに発見した」と、寒暖差が引き起こす肌荒れのメカニズムを解明したとのこと。「さらに、木苺果実抽出液に皮膚細胞中のカスパーゼ14産生促進効果があることを発見し、ヒト試験においても木苺果実抽出液配合溶液を連用することで、肌のカスパーゼ14が増加することを確認した」と、寒暖差による肌荒れを改善させる成分も新たに発見したと述べていた。

 この研究結果を踏まえて、美容家の岡本静香氏が、寒暖差肌荒れのケア方法をレクチャーしてくれた。「寒暖差が大きくなると、肌がカサカサするといった悩みを訴える女性が増えてくる。この時期は、肌の表面だけを保湿しても、乾燥による刺激が残ってしまうので、肌の深層からうるおいを与えるケアを心がけてほしい。優秀な導入美容液を使ったり、化粧水の量を増やすなどして、肌のバリア機能を高めることが大切になる」と、肌の深層にアプローチすることが重要だという。「また、乾燥を感じたときに1日だけスペシャルケアをしても、数日後には元に戻ってしまう。そのため、日々ケアを続けて、土台からうるおわせることで、乾燥した肌を元気にしていってほしい」と、毎日の保湿ケアが肌荒れ防止につながるのだと教えてくれた。「今回、寒暖差肌荒れを改善する成分として木苺果実抽出液が新たに発見されたが、この優れた成分を配合した美容液を活用することで、手間をかけずに寒暖差に負けない美肌を目指すことができると感じている」と、寒暖差肌荒れの新知見を生かした美容液の登場に期待を寄せていた。

 そして、資生堂ジャパン dプログラムジャパングループの兼井聡子ブランドマネージャーが、10月21日から新発売する敏感肌用保湿美容液「カンダンバリア エッセンス」について発表した。「1997年に誕生したdプログラムは、環境の変化や生活リズムなどによって繰り返しがちな『ときどき敏感肌』から、なりたい肌へと導くスキンケア・メイクアップの総合ブランドとなっている」と、dプログラムのブランドコンセプトを紹介。「敏感肌を引き起こす環境因子には様々なものがあるが、その中から今回『寒暖差』に着目して新製品の開発を進めた。寒暖差は、季節の変わり目だけでなく朝から夜までの1日の中、冷暖房のきいた室内と室外など、日常生活のあらゆるシーンで起こっており、その温度差も年々大きくなってきている。そこで、寒暖差による乾燥から肌を守る新発想の美容液として『カンダンバリア エッセンス』をリリースする」と、新製品の開発背景について説明した。

 「『カンダンバリア エッセンス』には、独自の複合成分『カンダンバリアコンプレックス(キイチゴエキス、PCA-Na、アセチルヒアルロン酸Na、グリセリン/保湿)』を配合し、暑いときも、寒いときも、うるおいバランスを整えて、なめらかな素肌に導く。洗顔後の肌に負担なく使える、軽やかな感触の美容液で、みずみずしい美容液が角層の深部まで浸透し、化粧水がより届く肌に整えてくれる」と、「カンダンバリア エッセンス」の特徴を紹介。「着想から3年の月日をかけて製品化した美容液であり、昨年9月~11月に実施したユーザー調査では、約97%が『この商品が好き』、約90%が『いつもの季節の変わり目に比べ、いい感じ』と回答していた。これからの季節の保湿ケアアイテムとして、ぜひ取り入れてほしい」と、寒暖差による肌荒れに悩む多くの女性に活用されることを願っていた。

 最後に、乾燥の対策指標として資生堂ジャパンと日本気象協会が共同開発した「寒暖差肌荒れ指数」について、日本気象協会 本社気象予報士の安齊理沙氏が紹介した。「『寒暖差肌荒れ指数』は、日本気象協会が持っている気象に関する知見と、資生堂が持っている敏感肌に関する知見をかけあわせた新しい指標となっている。長期間にわたって寒暖差にさらされるほど、肌への影響は大きくなるという傾向を踏まえて、場面ごとに異なる寒暖差を肌への影響の大小に合わせて評価。肌の乾燥・肌荒れに対するリスクレベルを5ランクに分けて表示する」とのこと。「9月26日から日本気象協会が運営する天気予報専門メディアtenki.jpで指数を公開しているので、日々のスキンケアに活用してほしい」と、「寒暖差肌荒れ指数」をチェックして、寒暖差に負けない美肌を目指してほしいと話していた。「今年の寒暖差の傾向としては、10月は晴れて日中の気温が高くなる日が多くなるが、その分朝晩の冷え込みが強まってくるため、1日の寒暖差が大きくなると見ている。また11月、12月は、気温は平年並みか高めの日が多く、低気圧や寒冷前線の通過により数日周期の寒暖差が大きくなることが予想される」と、これから迎える秋冬の寒暖差の傾向についても教えてくれた。

資生堂=https://www.shiseidogroup.jp/
tenki.jp 寒暖差肌荒れ指数=https://tenki.jp/indexes/gap_temp/


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