美容・化粧品

アデランス、「髪想を変えて人生を豊かにする」をテーマにしたメディアセミナーを開催、日本人男性の髪と"メタモルフォーゼ"に関する意識調査の結果も発表

2019.05.29 19:57 更新

 毛髪・美容・健康のウェルネス産業のアデランスは、「髪想を変えて人生を豊かにする!? 薄毛市場の5倍、2兆9000億円のメタモルフォーゼ市場について」と題したメディアセミナーを5月28日に開催した。セミナーでは、アデランスが実施した「日本人男性の髪と“メタモルフォーゼ”に関する意識調査」の結果について発表した他、同社のアドバイザーを務める一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授の楠木建先生と、同社のウィッグユーザーであるARS セールス&クライアントマネージメント本部の高井竜司統括本部長をゲストに迎えたトークセッションが行われ、男性のメタモルフォーゼ(外見や見た目を変えることで気持ちを切り替えたり気分を上げること)の可能性について意見を交わした。

 「当社は男性の毛髪の悩みを解決する男性用ウィッグ事業からスタートし、昨年創立50周年を迎えた。現在は、医療用ウィッグやヘアケア商品、育毛・増毛商品など幅広く事業を展開しており、毛髪関連分野における世界最大のリーディングカンパニーへと成長している」と、アデランスの津村佳宏社長が挨拶。「昨今、ウィッグの多様化が進む中で、ファッション用途でのニーズも高まってきている。とくに女性では、ショートヘアの人がロングヘアに変身したり、ストレートヘアの人がパーマヘアを楽しむ、普段はできないカラーリングにしてみるなど、気分やスタイルに合わせてウィッグを活用する人が増えている」と、ウィッグを使ってファッションを楽しむ女性は多いのだと説明する。「こうしたニーズは、女性だけでなく男性にもあると感じている。例えば、サラリーマンの人が、趣味でバンド演奏をするときにロングヘアにしたり、ダンスをするときにドレッドヘアにするなど、“髪を着替える”ことで、普段とは違う異日常をもっと楽しめるようになる」と、男性にもウィッグを新しいファッションアイテムとして活用してほしいとアピールした。

 続いて、アデランス グローバルCSR広報室の新田香子室長が、全国の20代~60代の男性を対象に実施した「日本人男性の髪と“メタモルフォーゼ”に関する意識調査」の結果について紹介した。「調査では、普段とは違う自分に“変身”したいと思ったこと(思うこと)があるかを聞いたところ、75.9%が『思ったことがある/思う』と回答していた。最も少ない60代でも7割の人が変身したいと回答しており、世代を問わず、日本男性の“メタモルフォーゼ願望”は強いことがわかった」とのこと。「また、今回の調査結果を基に算出した、現在の薄毛対策市場は約6000億円となったが、将来市場規模は、2倍の1兆2000億円強、さらに、メタモルフォーゼ市場は、約2兆9000億円にものぼった」と、メタモルフォーゼ市場は薄毛対策の5倍の市場規模が見込めるのだと力説する。

 「変身することで何が得られるかという質問については、半数以上が自分に自信を持てると回答し、次いで、ポジティブになる、明るくなる、人生がより豊かになる、異性にモテるの順となった」と、メタモルフォーゼによって自分への自信が得られる男性が多いこと明らかになった。「『外見・見た目』で意識するタイミングやシチュエーションについて聞いたところ、様々なシチュエーションで服装に関しての意識が高い結果となったが、ビデオ会議やSNSなどへの投稿も含む写真を撮るときには、服装よりも髪型・ヘアスタイルへの注意関心が高くなっていた。これは、実際に会ってコミュニケーションを取れない場合は、髪型・ヘアスタイルの影響力が最も大きいと考えていると推測される。ビデオ会議やSNSなどが普及し、自分の顔写真が簡単に検索できる社会的事象を鑑みると、自己プレゼンテーションのための髪型・ヘアスタイルへの関心は今後さらに高まるものと考えられる」と、デジタル時代の自己プレゼンテーションは、髪型やヘアスタイルが重要なポイントになる可能性があると分析した。

 そして、アデランスのアドバイザーを務める一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授の楠木建先生と、元サッカー日本代表FW中山雅史氏のマネジャーであり、アデランスのウィッグユーザーであるARS セールス&クライアントマネージメント本部の高井竜司統括本部長が登壇し、「男性のメタモルフォーゼの今後、可能性を占う」と題したトークセッションが行われた。コーディネーターは、ソーシャルライターの武藤弘樹氏が務めた。高井統括本部長は、Mr.アデランスコンテストに出場しファイナリストになった経歴を持つ。一方、楠木先生は、競争戦略について専門に研究する傍ら、プライベートではアデランスのウィッグでメタモルフォーゼしてロックバンドのライブに立っているという。

 ウィッグを着用した時のエピソードを聞いてみると、高井統括本部長は、「髪が薄くなるのは仕方ないと思い、最初はウィッグに関心がなかったが、中山氏の後押しもあって、Mr.アデランスコンテストに出場した。私自身は、ウィッグを着用しても何も変わらなかったが、周りの変化がすごかった。家族も喜んでくれて、職務質問もされなくなった。何事もやってみなければわからないと実感した」と、ウィッグを着用したことで今までのイメージがガラッと変わったという。楠木先生は、「プライベートでハードロックバンドをやっているのだが、スキンヘッドでは雰囲気が出ないので、ライブの時にはキャップをかぶっていた。アデランスにレッドツェッペリンのロバート・プラントをイメージしたウィッグを作ってもらい、それを着用してからはライブパフォーマンスが5割増しになった。すごく自然なので、バンドのヘアスタイルが本物だと思っている人もいるかもしれない」と、ウィッグのおかげでロックバッドのベーシストとして最高のパフォーマンスを発揮できていると話していた。

 ビジネスの視点から楠木先生は、「女性にはファッションウィッグの市場があるのに、男性は悩み市場しかないのはもったいない。男性にも、異日常のために髪を着替えるという発想があってもいいと思う。とくに、今後人口増が見込めない日本では、一人が別の人格に変身して異日常を楽しむことが経済発展の重要なポイントになると考えている。その一つの要素として、男性のメタモルフォーゼ用ウィッグには期待している」と、男性のメタモルフォーゼ市場の拡大は、日本経済の発展にもつながるのではないかとの考えを示した。高井統括本部長は、ユーザーの視点から、「私は、ウィッグを着用した今の姿がファーストヘアになっているので、セカンドヘアとしていろいろなウィッグを試してみたい。これからは、女性のネイルのような感覚で、シチュエーションに合わせてヘアスタイルも自由に変えられるようになると思う。頭髪のことで悩んでいる男性は、とにかくウィッグにチャレンジして、ぜひ自分をメタモルフォーゼしてほしい」と、ウィッグの着用を前向きに考えて、人生をもっと豊かなものにしてほしいと訴えた。

アデランス=https://www.aderans.co.jp/


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