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資生堂、「Future Solution LX」10周年プロジェクトの第1弾として"美は時を超える"を体現する「時ららの手箱」を制作、1000年後の未来へ美を受け継ぐため京都・下鴨神社へ奉納

2019.04.16 16:24 更新

 資生堂は、世界85の国と地域で展開している「SHISEIDO」のプレミアムシリーズ「Future Solution(フューチャーソリューション)LX」の誕生10周年を記念した特別企画「Beauty Transcends Timeプロジェクト」を発表した。その第一弾として、“真の美は時を超える”をテーマに、1000年後の世界にも残る“美”を提示する壮大なプロジェクトとして「時ららの手箱」と呼ばれる玉手箱を制作。京都の国立博物館でお披露目し、下鴨神社で奉納式を行った。

 「Beauty Transcends Timeプロジェクト」は、日本の美が確立された1000年前の美の世界を訪ねるところからスタートしたという。その時代の美とは、見た目だけではなく内側からあふれる知性によって決まるものだったとのこと。「時ららの手箱」は、内面の輝きが真に重要であった1000年前の美の在り方を普遍的なものと捉え、“美は時を超える”ということを1000年後の世界に残したいという想いのもと、日本の伝統美を受け継ぐ「知・美・匠」の3つの領域の優れた才能によって完成した。

 まず、知の巨人として、哲学者で詩人でもある、京都大学名誉教授の篠原資明先生にオリジナルの和歌を詠んでもらった。篠原先生が読んだ和歌は、「星と露 瞳に出会う玉響の幾千代超えて 時らら先ら」となっている。美の巨人は、現代美術家として数々の一流作品を手掛ける、天野喜孝氏。篠原先生の和歌を絵画に描き上げてもらった。そして、匠の巨人として、350年続く京漆匠 象彦の職人が熟練した工芸細工の技で、天野氏の絵画を玉手箱へと仕上げたという。こうして完成した「時ららの手箱」の底には、西陣織りが織り込まれているとのこと。

 「SHISEIDO」チーフブランドオフィサーの岡部氏は、「SHISEIDOは、約150年にわたりアートとサイエンスを融合したハイブリッドな製品を発信することで人を美しくすることをしてきたブランド。そこには、日本人が持つDNAとして、一過性のトレンドだけでなく、普遍的な美意識や内面の美しさ、日常生活の美しい習慣など持続的な考え方、すなわち“ジャパニーズビューティー”という考え方そのものである。今回、Future Solution誕生10周年という節目にあたり、“真の美は時を超える”ことを1000年先の未来まで残したいと考え、『時ららの手箱』と呼ばれるマスターピースの箱を制作するに至った」と、作品制作の想いを語っている。

 「時ららの手箱」のお披露目に先立ち、京都・国立博物館で一夜限りの能が上演された。同公演は、京都大学名誉教授の篠原賢明先生の和歌を基に、能楽の金剛流宗家・金剛永謹氏と若宗家・金剛龍謹氏が演じ、人間国宝・大倉源次郎氏らが演奏を行った。ブランドコンテンツとして新作能が創作されたのは日本で初めての試みであり、約650年の歴史を持つ、日本を代表する古典芸能である「能」を通し、和歌の世界を表現することで、1000年先の世界にもこのストーリーを受け継ぎたいと考えたという。

 初公開された「時ららの手箱」は、漆黒の漆から溢れる輝きがまるで宝石のように美しく、見る角度や光の加減によって様々な表情見せてくれ、1000年前の美の世界と現代の美の匠が融合し、まさに“時を超える美の世界”を表現するものとなっている。この「時ららの手箱」は、美しいだけでなく、京漆器の老舗、象彦の熟練の職人技術によって実際に1000年以上の時を超えられるようにつくられているとのこと。

 また、「時ららの手箱」と一緒に公開された、天野喜孝氏作のイラストが描かれたおよそ2mになる巻物と、玉手箱に込められた様々な美の要素が映し出される特別な機織機のプロジェクションマッピングも関心を集めた。

 「SHISEIDO」では、「時ららの手箱」を文化継承の役割を果たすものとして、日本古来の神様に守られて1000年先の未来に伝えてもらえるよう、紀元前から京都に建つ、下鴨神社に奉納した。奉納の儀のあと、「時ららの手箱」は神社の宝物殿に収められ、美術的・文化的価値を守っていくとともに一般への公開を予定している。

 なお、「時ららの手箱」のお披露目に合わせて、今年10月に新発売するフューチャーソリューションの新商品発表も実施。資生堂 マーケティング部の鈴木グループマネージャーと河合研究員が、新商品とテクノロジーを紹介するプレゼンテーションに続き、新セラムのタッチアップが行われた。

 「フューチャーソリューションLX」は、“未来へ向けて美しさを高めていく”「SHISEIDO」のプレミアムシリーズとして2009年に誕生し、スキンケア、ボディケア、ベースメイクを展開している。2017年に主要なスキンケア、ベースメイクアイテムをリニューアル。植物の生命力に関する研究にインスパイアされた先進テクノロジーと日本ならではの豊かさを融合し、心地よく五感を満たしながら、つやとハリを兼ね備えた生命感のある肌へ導く本格エイジングケア(年齢に応じたうるおいケアによる手入れ)となっている。

資生堂=https://www.shiseido.co.jp/
Future Solution LXブランドサイト=https://www.shiseido.co.jp/gb/skincare/futuresolutionlx/


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