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[新型コロナウイルス(COVID-19)関連]フマキラー、除菌剤3品のコロナウイルス科に対する効果を確認

2020.03.04 13:02 更新

 フマキラーは、新型コロナウイルスと類似するネコ腸コロナウイルスへのウイルス不活化試験を外部試験機関(一般財団法人北里環境科学センター)において実施し、同社製品3品について、その効果を2月19日に確認した。

 効果を確認した製品は、「フマキラー キッチン用アルコール除菌スプレー(アルコール濃度49v/v%)」、「アルコール除菌プレミアム ウイルシャット(アルコール濃度63v/v%)」、「ウイルシャット ノンアルコール除菌プレミアム(アルコール不使用)」とのこと。

 ウイルス不活化試験(TCID50法による確認)では、同社製品3品に対してネコ腸コロナウイルスの不活化効果を調べたという。まず、試験品0.9mLにウイルス液0.1mLを混合し、10秒作用させた。作用後、混合液から0.1mL採取し、培地で100倍程度に希釈して作用を停止させた。この液を感染価測定用試料の原液としてTCID50法で感染価を測定した。対照(ブランク)の初期感染価は1.1×105 TCID50/mLであった。

 試験品3品において、検出限界の99.9%以上の不活化効果を発揮しており、感染価を大幅に低減させることが確認された。国立感染症研究所によると、ネコ腸コロナウイルスと新型コロナウイルスはウイルス学的に同じコロナウイルス科に分類され、同じ構造をしている。コロナウイルスは脂質二重膜をもつエンベロープウイルスであり、同社製品はこの脂質二重膜を溶解することで、ウイルスを不活化させることができるため、ネコ腸コロナウイルスへの効果を確認した同社製品3品については、新型コロナウイルスに対しても同様の効果を発揮すると考えているという。

 「フマキラー キッチン用アルコール除菌スプレー」は、手指消毒剤と同じアルコールを使用し、天然抗菌成分GSE(グレープフルーツ種子エキス)の添加と、pHを弱酸性にしていることで効力の増加をはかっており、アルコールだけでは効きにくいノンエンベロープウイルスにも効果を発揮する。

 「アルコール除菌プレミアム ウイルシャット」は、発酵アルコールとアルカリイオン水、天然抗菌成分GSE(グレープフルーツ種子エキス)の3つの力で、アルコールだけでは効きにくいウイルスをすばやく強力に除去する。

 「ウイルシャット ノンアルコール除菌プレミアム」は、天然抗菌成分GSE(グレープフルーツ種子エキス)に、除菌・抗菌効果をサポートするアルカリ成分を組み合わせたパワフル処方なので、ノンアルコール処方でありながら、エンベロープウイルスにもノンエンベロープウイルスにも効果を発揮する。

 以上3品は、手指に使用する商品ではないが、商品特性上、手指にかかることも想定し、肌へのやさしさを追求した商品づくりを行っている。なお、同品は疾病の予防を目的としたものではないという。

 エンベロープウイルスとは、脂質などで構成された膜を持つウイルスであり、この膜がアルコールによって溶解されるため、一般的にアルコールが効きやすいウイルスとのこと。インフルエンザウイルスやコロナウイルスはエンベロープウイルスだという。

 ノンエンベロープウイルスとは、膜構造を持たずタンパク質の殻に覆われたウイルスであり、一般的にアルコールが効きにくいウイルスとのこと。ノロウイルスやロタウイルスなどはノンエンベロープウイルスだという。

 新型コロナウイルス流行の影響によって、商品が品薄になっている状態もあるが、現在、安定的な製品の供給に向けて増産体制を取っているという。

フマキラー=https://www.fumakilla.co.jp/


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