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P&G、衣料用洗剤ブランド「アリエール」と「ボールド」から3層立体構造のジェルボール型洗剤「ジェルボール3D」を発売、洗剤成分を洗濯直前に混ぜる新技術を実現

2017.08.30 21:52 更新

 P&Gは、衣料用洗剤ブランド「アリエール」と「ボールド」から、新しいジェルボール型洗剤「アリエール ジェルボール3D」と「ボールド ジェルボール3D」を、9月上旬から発売する。8月30日に行われた新製品発表会では、同社独自のミクソロジーフィルムの採用によって実現した3層立体構造のジェルボール型洗剤を開発した経緯の他、洗剤の有効成分をフィルムで別々に閉じ込めることで、洗濯の瞬間まで洗剤の鮮度を保つだけでなく、今まで1つの洗濯洗剤に入れ込むことができなかった新成分を配合した革新的な製品であることなどについて説明した。

 「当社では、これまで洗濯洗剤市場において、革新的な製品を上市し、常に業界をリードしてきた」と、P&G ジャパンのスタニスラブ・ベセラ社長が挨拶。「今回発表する製品は、洗濯洗剤に強いこだわりを持つ日本の消費者向けに開発した」と、同社にとって特別であるという日本市場に対し、消費者が満足できる製品として、マーケットニーズに対応した新製品を発表できることに表情を緩めるベセラ社長。「新製品のキーワードは、“鮮度”となっている。高い品質を消費者に提供するには、洗濯洗剤に含まれる成分の鮮度が重要であると考えた」と、洗濯洗剤に新たな価値観をもたらす製品とのこと。「製品名は『ジェルボール3D』。3層立体構造のジェルボール型洗濯洗剤となっている」と、新製品を手に、特徴的なフィルムに包まれた「ジェルボール3D」を高々と紹介した。

 「これまでの洗濯洗剤では、混ぜ合わせることで、互いの成分の要素を壊してしまっていたが、今回、当社が開発した独自のフィルムによって、洗濯をする直前に混ぜ合わせることに成功した」と、「ジェルボール3D」では独自のフィルムで有効成分の鮮度を保つことで、これまでの洗濯洗剤とは全く異なる洗浄力を発揮するのだと語気を高める。「当社は、リノベーションを通じて市場を拡大させてきたと自負している。今回の製品についても、新たなテクノロジーでマーケットを創出できると期待している」と、洗濯の概念を覆す画期的な製品であるだけに、「ジェルボール3D」は、市場に新たなムーブメントをもたらしてくれるのではないかと期待を寄せていた。

 「世界の洗濯洗剤市場を見てみると、ジェルボール型の洗濯洗剤の伸長率は高く、とくに英国や仏国では、洗濯洗剤に占めるジェルボール型洗剤の比率が非常に高くなっている」と、英国や仏国では、ジェルボール型洗剤が洗濯洗剤の主流になりつつあるのだと指摘する。「日本においては、まだまだジェルボール型洗剤のシェアが低いことから、さらに比率を高めることができると思っている」と、日本においても英国や仏国のようにジェルボール型洗剤が市場の大半を占めることが可能であると訴える。「『ジェルボール3D』は、まさに日本の洗濯洗剤をジェルボール型洗剤にスイッチさせる画期的な製品であると思っている」と、洗濯洗剤市場に革命を起こすべく、“洗剤は鮮度で選ぶ”を合言葉に、多くの消費者に「ジェルボール3D」の素晴らしさを知らしめていくと意気込んだ。

 次に、製品の詳しい概要について、P&G 研究開発本部 ジェルボール開発担当の大武秀捻氏が説明した。「これまでの液体型の洗濯洗剤では、各成分が持つ洗浄効果を、混ぜ合わせることで打ち消してしまうものがあった」と、汚れを落とす様々な要素を1つに集約しようとすると、逆にその効果を発揮することができないという致命的な欠点があったのだと指摘する。「しかし、それぞれが持つ有効成分同士をしっかり混ぜ合わせることができれば、これまでにはない洗浄力を発揮できると考えた」と、様々な有効成分を最大限に発揮できる環境を整えることができれば、洗濯洗剤市場に革命を起こすことができるのではないかと考え、開発を行ったという。「開発していく中で、各有効成分の鮮度をしっかり閉じ込めることが大切であると感じた」と、有効成分を新鮮な状態で閉じ込めることを開発の柱にしたという。「各有効成分の鮮度を保つべく、これまでジェルボール型洗剤に使っていたフィルムをさらに進化。ミクソロジーフィルムという全く新しいフィルムを採用することによって、各有効成分の鮮度を保った状態で閉じ込めることに成功した」と、8年の歳月をかけて開発した独自のフィルムによって、課題を克服したのだという。「また、日本の洗濯環境は過酷で、洗濯機の進歩にともない、平均8分で衣類を洗っている。この8分というわずかな時間で洗浄効果を発揮するには、各成分を別々に、そして立体的に3層構造で閉じ込めることが必要であると感じた」と、有効成分をフィルムにただ閉じ込めるだけでなく、洗浄効果が最大限得られるように工夫したのだと力説していた。

 


 「そして、洗濯洗剤について消費者が強く要望している点として、何度洗っても新品のような新しさを保ってくれる洗浄力と、洗濯した衣類にシワがあまりつかないことで得られる効率化を求めていることが明らかとなった」と、洗濯洗剤に求めるニーズには2パターン存在するとのこと。「この背景には、女性の社会進出によって、毎日が忙しくなり、1週間に行う洗濯の回数も減っていることが挙げられる。洗濯回数が減ることによって、汚れた衣類を長時間放置することになり、これが黄ばみや黒ずみなどの原因になってしまう」と、家事へ多くの時間を割くことができなくなった現代において、1週間分の衣類のまとめ洗いが主流となり、これが衣類の汚れの原因になってしまっているのだと指摘する。「この蓄積された汚れを徹底的に洗うのが、『アリエール ジェルボール3D』。くすみクリア成分を配合しているので、黄ばみや黒ずみもキレイにすることができる」とのこと。発表会場で行った実験では、黄ばんだ繊維を新品と変わらない白さに洗浄してみせた。

 


 「一方、家事の中で効率化したいができていないという意見が多かったのがアイロンがけ。働く女性の4割が効率化したいと回答した」と、働く女性にとってアイロンがけは、手間暇かかる作業であると口をそろえているという。「『ボールド ジェルボール3D』では、柔軟効果がさらにアップして、アイロンがけも楽にしてくれる」と、シワをしっかり伸ばしてくれるとのこと。「フレッシュな香り成分も配合しているので、洗濯後に心地よい香りに衣類が包まれる」と、香りも特徴であると語っていた。「液体洗濯洗剤では不可能だった成分を配合することで、洗濯洗剤に対する消費者の不満を解消できると思っている」と、画期的な技術が詰まった「ジェルボール3D」に期待してほしいとアピールした。

[小売価格]オープン価格
[発売日]9月上旬

P&G=http://jp.pg.com


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