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中高生の陸上選手への鉄剤注射が問題に

2019.03.15 22:33 更新

▽昨今、中学や高校の陸上競技で、鉄剤注射の使用が問題になっているそうです。日本陸上競技連盟は、鉄剤注射の誤った使用は健康被害をもたらす可能性があることから、治療以外で使わないように呼び掛けてきたとのこと。ところが、全国高校駅伝競走大会の出場校などでは、持久力アップなどの目的で使われている可能性があるといわれています。

鉄分は、血中で酸素を運ぶヘモグロビンの材料になり、持久力の向上に関係するとのこと。鉄が不足すると、鉄欠乏性貧血になりますが、過剰に摂取すると肝臓や心臓などに蓄積され、機能障害につながるとされています。鉄はドーピングの禁止薬物ではありませんが、直接静脈に入れる鉄剤注射はサプリメントに比べ過剰な摂取につながりやすいため、日本陸上競技連盟では、2016年に発表した文書で鉄剤注射は「貧血が重症かつ緊急の場合などに限る」と定めています。


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